新型うつ病と向き合うドクター【心の病気を治し隊】

海と女性

若い人に多い精神疾患

看護師

一般的なうつ病との違い

現代人に多いうつ病はストレスから発症してしまうことが知られていますが、症状に大きな違いが出てくることがあります。一般的なうつ病の症状は、気分が落ち込み、食欲低下や不眠などが慢性的に続くようになります。また、ものごとを何でも自分のせいにしてしまうところがあり、自分をどんどん追い詰めようとします。これが典型的な症状となりますが、新型うつ病の場合はこれに当てはまりません。新型うつ病の主な症状は、嫌なときだけうつの症状があらわれて得意なときだけは気分が良くなってきます。そして、暴飲暴食をしがちで過眠になることも多く、原因を他人のせいにしてしまうところも大きな特徴です。通常のうつ病とは正反対に見えてしまいますが、共通していることはストレスによる気分の落ち込みです。それと同時に、体が思うように動かなくなってしまうこともあります。しかし、これは一時的なことで、嫌だと感じるときにしかこのような症状があらわれないというところから、うつ病との違いが出てきます。新型うつ病の特徴はそれだけではなく、20〜30代の若い世代に多いことです。若い年齢やその症状から、周囲からは「わがまま」や「甘え」として見られることもあり、なかなか理解されない現状もあるのです。このような新型うつ病は、うつ病と同じように病院で治療していくことは可能です。情緒が不安定な面から落ち着かせていくことが大切で、何より本人が一番苦しんでいます。症状を全て医師に話すことで新型うつ病と理解されるので、疑いのある場合は専門家に診てもらうことで不安が解消される場合もあります。

治療と周囲の理解

新型うつ病は、その症状から周囲から誤解されてしまうことも少なくないです。例えば、嫌な対象が学校や会社にあれば登校拒否や出社拒否を繰り返しますが、それ以外はいたって平然と過ごすことができる面などです。また、暴飲暴食で体が太ってくることもあり、寝すぎることも「甘え」と思われる理由です。そして、学校や会社で嫌なことがあった場合は、他人のせいにしてしまうことも「わがまま」と思われてしまいます。そのため、周囲から距離をおかれることも少なくなく、教師や上司から注意されることも目立ちます。家族から理解されない場合もあるので、ストレスがどんどん溜まってしまいます。新型うつ病は今に始まったことではなく、昔からその性質を持っている場合もあります。その場合は、本人に至っては普通のことかもしれませんが、それが大人になるにつれて周囲からは異常に見えてしまう訳です。放置してしまえば本人にも良くありませんし、周囲の人間や社会との関わりも難しくなっていきます。これを改善していくには、病院での治療と、周囲に理解を求めていくことも大切なことなのです。これを前向きに行っていくには、家族と一緒に病院に行って医師の説明を聞いてもらうことや、学校や会社に治療の課程を伝えていくことです。恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、周りに誤解されている状態では症状の改善にも支障が出てきます。全ての人ではなく親しい人や信頼できる人だけでもいいので、簡単に話していくだけでもその行動は効果的です。将来のためにも、不安定な症状を改善していき、いろいろな経験を前向きに捉えていくようにしましょう。